報告者および報告論題 |
- 【テーマ】
- 私の研究の進め方
- 【講師】
- 久保田 進彦 先生(青山学院大学)
- 【コーディネーター】
- 田嶋 規雄(拓殖大学)、奥瀬 喜之(専修大学)
- 【セッションの目的】
- マーケティング研究において、理論的貢献は重要な研究評価基準の1つです。研究者は自らが設定したリサーチ・クエスチョンの下で、被説明項を説明する仮説を提唱します。その仮説の良し悪しが研究の質を大きく左右するのです。そして、提唱された仮説は経験的テストに付されることで、あるものは反証され、新たな仮説が提唱されます。一方、反証されなかった仮説はその限りにおいて生き延びて、我々は真理に近づいていくことが期待されます。
近年では、統計的手法を用いた経験的テストの手法については、多くの研究者が大学院において身につけることが当たり前となっています。その一方で、理論的貢献を左右する仮説の構築の方法については、一人ひとりの研究者が日々の研究活動の中で自問自答されているのではないかと思います。
こうした問題意識から、今回のチュートリアルセッションは、仮説構築についての理解を深めるために企画されました。講師として青山学院大学の久保田進彦先生をお招きして、これまでの研究活動を振り返りながら「仮説構築の方法」についてレクチャーしていただきます。
久保田先生は学会員の皆さんがご存知の通り、『リレーションシップ・マーケティング:コミットメント・アプローチによる把握』(有斐閣、2012)以来、『そのクチコミは効くのか』(有斐閣、2018、澁谷覚先生との共著)、『ブランド・リレーションシップ』(有斐閣、2024)、『リキッド消費とは何か』(新潮社、2025)まで、魅力的な仮説を含んだ多くの著書を送り出してきました。今回のチュートリアルセッションでは、今年度の学会賞を受賞した『ブランド・リレーションシップ』を中心に、書籍としてまとめるに至った背景やご苦労、そして仮説構築の方法についてお話しくださいます。奮ってのご参加をお待ちしております。
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