会長メッセージ

恩藏直人

日本商業学会会長
恩藏 直人(早稲田大学)

2021年5月、本学会の会長として再選されました恩藏直人です。

2年前に新会長として選出された際、本学会の発展に向けて、あれもこれも取り組みたいと思っておりました。しかし、昨年春からのコロナ禍により、学会活動の継続という点に注力し、学会としての大きな前進は実現できていないと反省をしています。それでも、本学会にとって最も重要な活動である全国研究大会については、オンラインではありますが無事に実施することができました。拓殖大学と富山大学の準備委員会の先生方、それぞれのプログラム委員会の先生方、そして多くの関係者のご尽力に対して改めてお礼を申し上げます。また、各部会におきましても、エリアの感染状況などを踏まえて、学会活動の継続にご尽力をいただいており、各部会執行部の先生方には感謝しております。

さて、富山大学の全国研究大会では、「アフターコロナの世界における流通・マーケティングのレジリエンス」という統一論題のもと、多くの議論がなされました。それにより、アフターコロナの世界における流通、マーケティング、消費者行動などの領域において、どのような課題があるのかが浮かび上がってきました。そうした課題は、人工知能、ロボット、シェアリング・エコノミーなどがもたらす課題とともに、私たちが学問的にどのように向かい合っていくべきかを問いかけています。

新型コロナウイルス感染症との戦いは、既に1年半を超えワクチンが普及し始めておりますが、変異株の脅威が高まっており、依然として出口は見えていない状況です。学会員の健康と安全を最優先しつつ、学会としての研究活動を継続させること、そして学会員の研究成果を発信し続けることを、引き続き励行したいと思っております。

研究活動におけるグローバル化、学問や学会の細分化といった本学会を取り巻く環境の変化は、依然として本学会にとって重要な案件となっています。私たちは、これらの案件に対して、コロナ禍とは切り離して取り組んでいかなければなりません。本学会の発展に対する思いや意欲は、新会長に選出された2年前と変わりません。これからの2年間、会長として本学会の発展に全力を尽くす所存です。学会員の先生方には、引き続きご支援を賜りますようお願いいたします。